今回は毛糸1本で編地を揃えて編む方法についてご紹介します。
こんにちは。
Famiguramです。
今回は毛糸1本で編地を揃えて四角を編む方法についてご紹介します。
通常は表裏が交互になるように往復して編みます。
しかし、今回紹介する方法では表は表、裏は裏で揃うように編んでいきます。
今回の目次はこちらです。
見た目の違い
平面の四角形を編む場合、通常は次の段に移る時に表裏をひっくり返して編みます。
その場合、こちらのように編地が表裏交互になります。
編んだものを触ると表面が凸凹になっているのがわかります。
一方で、今回の方法はこのように編地が揃います。
触り心地も滑らかです。
ここではこの滑らかになる編み方をご紹介します。
また、編地を揃えるには毛糸1本で編む方法と2本で編む方法がありますが、今回は1本で編む方法についてご紹介します。
2本で編む方法についてはまた次回ご紹介します。
編地を揃える編み方
結論から申し上げるとかぎ針を入れる方向を揃えます。
実際に編んだ様子を見ながらご紹介します。
まずは鎖編みを8目編みます。
立ち上げ目を編み、細編みで折り返してきます。
端まで編み終わったら立ち上げ目を編みひっくり返します。
ここまでは通常の編み方と変わりません。
この後から編み方が変わります。
通常は手前からかぎ針を入れますが、ここではかぎ針を奥から入れます。
そして手前の糸をかけ、奥に引き抜きます。
この時、奥にかぎ針を返すように糸を引き抜きます。
そして細編みと同じく糸をかけて奥に返すように引き抜きます。
これは何をしているかというと、編地を揃えるために同じ方向からかぎ針を通しています。
通常は端まで編んだらひっくり返し、常に手前から針を入れます。
これにより、片方の面から見ると編地が段によって表裏が変わります。
鎖編みを1段目とすると、偶数段目(2,4,6…段目)は表、3以上の奇数段目(3,5,7…段目)は裏側が見えるようになります。
一方で、今回の方法では同じ方向からかぎ針を入れています。
これにより、表は表、裏は裏というように常に同じ向きに編地が繋がることになります。
続きを編みますが、端まで編めたらひっくり返し、今度は手前からかぎ針を通します。
先ほどの話で言うと4段目にあたる段です。
偶数目は手前から奥へ、3以上の奇数段目は奥から手前に針を通すように編むと編地が揃うことになります。
4段目まで編み終わるとこのようになります。
針を入れる向きを変えればこのように編むことができます。
色替えについて
では色替えをした場合、見た目はどうなるでしょうか。
こちらをご覧ください。
こちらは白とエメラルドグリーンの糸で編んだものです。
同じ色が同じ列に縦に揃うように編んでいますが、ジグザクした形になっていることがわかります。
このようになる原因は、往復するように編んでいるからです。
列を綺麗に揃えるためには、常に右から左、または左から右に編むことによって実現できます。
これは毛糸を2本使うことで実現できますが、それはまた次回詳しくお話します。
最後に
今回は毛糸1本で編地を揃える方法について紹介しました。
この編み方の用途は限定的かもしれませんが、頭の片隅に入れておくと役に立つかもしれません。
それではまた次回の動画でお会いしましょう。
今回の内容も動画にしております。
文章や写真だけじゃ伝わりにくい部分は以下の動画をご覧いただくと、より理解が深まると思います。
ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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