円形から四角形を編む方法

今回は円形から四角形を編む方法をご紹介します。

鎖編みから編む方法との違いについてもお話します。

動画でも公開しているのでそちらも併せてご覧ください。



こんにちは。

Famiguramです。

今回は円形から四角形を編む方法についてご紹介します。

以前紹介した、鎖編みから編む方法との違いも併せて紹介します。

見た目の違い

まずは見た目の違いです。

鎖編みから編んだ場合と円形から編んだ場合は以下のような見た目の違いがあります。

見た目の違い

左側が鎖編みから編んだ場合、右側が円形から編んだ場合の四角形になります。

編み目の違いや端の見た目も異なります。

それぞれのメリット・デメリット

続いて、それぞれの編み方におけるメリットデメリットをお話します

まずは鎖編みから編む場合についてです。

メリットについては以下の通りです。

  1. 往復するだけで編める
  2. 決められた大きさの四角形を作りやすい
  3. 小さいものや細かいものを作りやすい

鎖編みから始める場合、1段目は鎖編み、2段目以降は細編みの往復だけで編むことができます。

ですので、かぎ針編みの基本だけで編むことができます。

また、初めの鎖編みで1辺の大きさが決まりますが、もう1辺は編めば編むほど長くなっていきます。

ですので、大きさの調整は比較的しやすいと思います。


続いてデメリットについてです。

  1. 立体を作りにくい
  2. 最初の結び目が目立つ
  3. 周囲が凸凹になりやすい

鎖編みの場合、立体にするには周囲を編む必要があります。

その分大きくなるので、四角形の大きさの調整が必要です。

また、向い側にある変の目数をそろえる必要があり、すこし複雑になります。


他にも、初めの1目を編む際に作る結び目が目立ちます。

さらには折り返して編む部分が凸凹になったりと、デメリットはあります。

周囲が凸凹になる問題については解決策はありますが、編み方を覚える必要があります。

解決方法はまた今度ご紹介します。


続いて円形から編む方法についてのメリット・デメリットを紹介します。

円形から編むメリットは以下の通りです。

  1. 立体を作りやすい
  2. 形がきれいになる

この編み方は円形を中心に、外側に広げて編む方法です。

ですので、編み目が周囲にあるため立体を編みやすくなっています。

また、周囲を編むので鎖編みの場合より綺麗な見た目になります。

鎖編みの時のように横が凸凹になることはありません。


続いてデメリットです。

  1. 決まった大きさの四角を作りにくい
  2. 小さいものや細いものを作りにくい

円形から広げていくので、縦横の大きさが決まっているものは作りづらいです。

また、円形を編む分、一定の大きさ以上になります。

したがって、小さいものや細いものは作りづらくなります。

工夫すれば長方形を編むことができます。

このようにそれぞれの方法にはメリットデメリットが存在します。

鎖編みから編む方法

鎖編みから四角形を編む方法に関しては以前の記事で紹介しています。

以下の記事をご覧ください。

famiguram.hatenablog.com

円形から編む方法

それでは円形から四角形を編む方法について紹介します。

今回編んだ四角形の編み図は以下のものになります。

四角形の編み図

編み方の概要をお話します。

  1. 6目の輪を編む(6目)
  2. 2目の増やし目をする(12目)
  3. 細編み2目と角に中長編み3目の増やし目を編む(20目)


それでは実際に編んでみましょう。

まずは6目の輪を編みます。

輪の編み方は以前紹介しているのでそちらを参照ください。

famiguram.hatenablog.com

1段目の輪が編み終わったら2段目に移ります。

2段目は各目に細編み2目の増やし目をします。

3段目から四角形にしていきます。

まず細編みを編みます。

このとき注意していただきたいのが、細編みは少し緩く編むということです。

この後、中長編みを編むので高さを合わせるためです。

次の目に中長編み3目の増やし目を編みます。


ここで、中長編みの編み方をお話します。

すでに中長編みの編み方をご存じの場合はこちらから次へ飛んでください。

まずは、かぎ針に糸をかけます。

糸をかけた状態で編み目にかぎ針を通します。

その後、糸をかけてかぎ針を引くと、以下のようにかぎ針に3回糸がかかっている状態になります。

この状態で糸をかけ、かぎ針の先から2つ分だけ引き抜いて糸を通します

最後にもう一度糸をかけ、全て引き抜きます。

これで中長編みを編むことができます。

ここまでできたら同じ目にもう2回、中長編みをしてください。


中長編みの3目増やし目が終わったら細編みを1目編みます。

これで四角形の1/4を編むことができました。

編み目の数を確認して5目編んでいればOKです。

残りも、細編み→中長編み3目の増やし目→細編みの順で編んでいくと四角形を作ることができます。

編み終わったら以下のような形になります。

これで3段で作る四角形は完成となります。

4段目、5段目と続けていく場合は、角の目に中長編み3目の増やし目を編んでください。

1段ごとに8目増えていくことになります。

編み目の数がわからなくなったら参考にしてください。

4段目まで編むと以下のようになります。

最後に

今回は円形から四角形を編む方法についてご紹介しました。

合わせて鎖編みから編む方法との違いついて紹介もしました。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、かぎ針編みの参考にしてください。

それではまた次回。


今回の内容についてはYoutubeの動画でも公開しています。

文章ではわかりづらい部分がありましたら、動画を見ていただければより理解が深まると思います。

ぜひご覧ください。

www.youtube.com


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使用している道具など

  • クロバー かぎ針 7号

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  • ハマナカ ボニー

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