今回は毛糸2本で編地を揃えて編む方法についてご紹介します。 前回の毛糸1本で編む方法よりもより綺麗に編むことができます。
こんにちは。
Famiguramです。
今回は毛糸2本を使って編地を揃える方法についてご紹介します。
前回は毛糸1本で編む方法を紹介しましたが、編み目の流れが交互になることで模様がずれてしまう特徴がありました。
今回紹介する方法では模様を綺麗に揃えることができます。
それでは今回の目次です。
見た目の違い
まずは前回編んだ毛糸1本のものと比較してみましょう。
左側が毛糸1本で編んだもの、右側が今回の方法で編んだものです。
1本で編んだものは縦方向がジグザグしています。
一方で今回の方法では縦が綺麗に並んでいます。
この記事ではこの編み方についてご紹介します。
🧶2本で編む方法
編む前に1つお伝えしますが、今回の編み方ではこのようなマーカーやクリップがあると便利です。
糸がほどけないように留めるために使います。
それでは編み方をご紹介します。
本来は同じ色の糸で編んでいきますが、今回はわかりやすいように2色で編んでいきます。
ここでは白と薄緑で編んでみます。
まずはいつものように鎖編みを編みます。
今回は8目編みます。
8目編んだら立ち上げ目を編み、細編みで折り返してきます。
端まで編んだらかぎ針を抜いてマーカーで留めます。
続いて2段目の初めに戻り、編み目の裏側に針を通します。
2色目の糸を針にかけ、引き抜き編みをします。
今度は同じ目の手前と奥の両方に針を通します。
少々通しづらいので注意してください。
針が通ったら前段に使った糸を針にかけておきます。
かけた糸を巻き込むように細編みを編みます。
すると、このような状態になります。
ここからは常に糸を巻き込むように細編みを編んでいきます。
最後の目を編むときは、マーカーで留めていた目にかぎ針を通します。
針が通ったら引き抜き編みをします。
最後の目が編めたら針にかかっている糸にマーカーを通して糸を留めます。
次の段以降も同じように編んでいきます。
編み方をまとめると、
- 編み目の奥(裏)のみをすくって引き抜き編みをする
- 同じ目の手前と奥の両方すくって前段の糸を針にかける
- かけた糸を巻き込むように細編みを編む
- 最後の目はマーカーで留めた箇所に針を通して引き抜き編みをする
となります。
何段か編むとこのようになります。
縦に見ると白と緑の位置が綺麗に揃っています。
これは3段目を編む際に前段の糸を右に出すようにしているため、常に糸の流れが右から左になっているからです。
これにより色替えしても綺麗に模様を編むことができます。
メリットとデメリット
続いてこの編み方のメリットとデメリットについてです。
まずはメリットです。
1つ目は先ほど見せたように編み目が揃うことです。
毛糸1本で編む場合と異なり編み目の流れが同じ方向であるため、模様にずれが生じません。
2つ目は糸を巻き込んで編んでいるため、裏面に糸が飛び出ないことです。
これにより裏面が見えるような作品でも利用することが可能です。
一方でデメリットも存在します。
お気づきの方もいるかもしれませんが、各段の最後の目を前段の目を使って編む関係で最後の目だけ模様がずれます。
したがって、この方法で模様を編む場合は模様の外側1目は同じ色で編むことをお勧めします。
私の作品ではこの編み方が役に立つのですが、人によっては少し編み方を変える方が良いかもしれません。
この編み方を応用して自分の編み方に合う方法を探してみてください。
最後に
今回は毛糸2本を使って編地を揃える方法を紹介しました。
少し複雑かもしれませんが、何かの役に立てれば光栄です。
この記事をきっかけに自分に合った編み方の開発に興味を持っていただければと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
今回の内容も動画にしております。
文章や写真だけじゃ伝わりにくい部分は以下の動画をご覧いただくと、より理解が深まると思います。
ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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